【2026年10月13日更新】マンチェスター・シティの財務規定違反問題は、独立委員会による有罪判断を経て上訴手続きに入っています。プレミアリーグは9月29日、2009/10〜2017/18シーズンに関する重大な財務規則違反の全てと、調査への協力義務違反の大部分が認定されたと正式発表。さらに10月2日、シティがこの判断に対して正式に上訴したことをプレミアリーグが公表しました。2026年10月13日時点でも処分は確定しておらず、上訴審と制裁手続きの結果待ちです。プレミアリーグによると、制裁は本案の有罪判断とは別の審理で扱われ、上訴審も非公開で進められます。
これまで「115件の疑惑」「114件が認定されたとの報道」として注目されていましたが、現在はプレミアリーグによる公式発表が出た段階です。ただし、具体的な制裁内容はまだ確定しておらず、マンチェスター・シティは裁定を受け入れず争う姿勢を示しています。
マンチェスター・シティの財務違反問題、最新状況は?
2026年9月29日、プレミアリーグは独立委員会の判断を公式発表しました。委員会は、シティが2009/10〜2017/18の9シーズンにわたり、財務情報を正確に報告せず、プレミアリーグやUEFAの支出制限を大幅に超えていたと認定しています。
さらに、プレミアリーグによる約4年間の調査についても、協力義務・最大限の誠実義務に関する4つの主張のうち3つが認定されました。
何が違反と認定された?
| 主な論点 | 独立委員会の判断 |
|---|---|
| スポンサー・商業契約 | 実態を正確に表さない契約などを利用し、収益を人為的に膨らませ、コストを低く見せたと認定 |
| クラブの会計 | 不正確な会計情報を提出し、財務の実態を監査人やサッカー規制当局から隠したと認定 |
| 財務・支出規則 | 正確に計上していれば、プレミアリーグとUEFA双方の支出制限を大幅に超過していたと判断 |
| 調査への協力 | 協力義務などに関する4件中3件を認定 |
プレミアリーグの発表では、独立委員会はシティの行為について、リーグ規則を回避する意図があったと結論づけています。
「115件」「114件」とは?
この問題は一般に「115件の財務規定違反」と呼ばれてきました。2026年9月25日には、115件のうち114件が認定されたと複数メディアが報道。その後、9月29日にプレミアリーグ自身が独立委員会の判断を公表しました。
ただし、「115件」は115回の別々の不正行為を単純に意味するものではありません。同種の規則違反が複数シーズンにわたって計上されたものや、財務情報、支出規則、調査協力など異なる論点が含まれています。
処分はどうなる?降格・勝ち点剥奪・タイトル剥奪は?
2026年10月13日時点で、具体的な制裁はまだ発表されていません。そのため「降格が決定した」「勝ち点剥奪が決定した」「過去の優勝が取り消された」と断定するのは誤りです。プレミアリーグは、有罪判断後の制裁について独立委員会が別途審理すると説明しており、その手続きも非公開で進みます。
- 勝ち点減点
- 巨額の罰金
- プレミアリーグからの追放・降格につながる措置
- その他、独立委員会が規則に基づき判断する制裁
こうした処分が候補として挙げられていますが、現段階で正式に決まった制裁はありません。マンチェスター・シティは10月1日に上訴し、プレミアリーグは10月2日にその受理を公表しました。上訴審は独立した3人のAppeal Boardが非公開で審理します。処分内容や実施時期については、プレミアリーグやAppeal Boardから正式発表が出るまでは断定できません。
マンチェスター・シティは異議申し立てへ
マンチェスター・シティ側は独立委員会の判断を受け入れていません。フェラン・ソリアーノCEOはクラブの潔白を証明するため争い続ける姿勢を示したと報じられ、カルドゥーン・アル・ムバラク会長もクラブの無実を証明する自信と決意は変わっていないとの立場を示しています。
そのため、違反認定が公式発表されたからといって、この問題が直ちに終了するわけではありません。今後は制裁の決定に加え、シティ側の異議申し立てを含む手続きが焦点になります。
UEFAとの2020年の問題とは別?
マンチェスター・シティは2020年にもUEFAから財務規則違反を理由に欧州大会2年間の出場禁止と罰金処分を受けました。その後、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への控訴で欧州大会出場禁止は取り消され、罰金も減額されています。
今回のプレミアリーグ案件は一部の背景が重なるものの、プレミアリーグ独自の規則と調査に基づく別の手続きです。
ここまでの流れ
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2018年 | プレミアリーグが調査を開始 |
| 2023年2月 | プレミアリーグが100件超の規則違反を理由に独立委員会へ付託 |
| 2024年9月 | 独立委員会による審理が開始 |
| 2024年12月 | 審理が終了 |
| 2026年9月25日 | 115件中114件が認定されたとの報道が広がる |
| 2026年9月29日 | プレミアリーグが独立委員会の違反認定を正式発表 |
| 今後 | 制裁内容とシティ側の異議申し立てが焦点 |
よくある質問
マンチェスター・シティの財務違反は認定された?
はい。2026年9月29日、プレミアリーグは独立委員会が2009/10〜2017/18に関する重大な財務規則違反を認定したと正式発表しました。調査への協力義務違反についても大部分が認定されています。
マンチェスター・シティの降格は決まった?
決まっていません。2026年9月30日時点では具体的な制裁内容は未発表です。
タイトル剥奪は決まった?
決まっていません。タイトル剥奪も報道や議論で挙がっていますが、正式な処分として発表されたものではありません。
いつ処分が決まる?
現時点で確定日は公表されていません。制裁決定と、その後の異議申し立てを含む手続きによって長期化する可能性があります。
まとめ
マンチェスター・シティの財務規定違反問題は、2026年9月29日のプレミアリーグ公式発表によって大きな節目を迎えました。独立委員会は、9シーズンにわたる重大な財務規則違反と、調査への協力義務違反の大部分を認定しています。
一方で、具体的な処分はまだ未定で、シティ側も争う姿勢を維持しています。今後は「何点の勝ち点減点になるのか」「降格・追放はあるのか」「過去のタイトルはどう扱われるのか」といった制裁内容が最大の焦点です。本記事も正式発表に合わせて随時更新します。
