サッカーのフォワード(FW)は、主に相手ゴールに近い位置でプレーし、得点やチャンスメイクを担うポジションです。
ただし、フォワードといってもセンターフォワード、セカンドトップ、ウイングなど種類によって役割は大きく異なります。この記事では、サッカーのフォワードの種類・役割・動き方・必要な能力まで初心者にもわかりやすく解説します。
サッカーのフォワードとは?
フォワード(Forward)は、サッカーの4つの基本ポジションであるGK・DF・MF・FWのうち、最も相手ゴールに近い場所でプレーする攻撃の選手です。
一般的には「FW」と略されます。最大の役割はゴールを奪うことですが、現代サッカーでは得点だけでなく、前線からの守備、ポストプレー、チャンスメイク、スペースを作る動きなど幅広い役割が求められます。
ポジション全体については、サッカーのポジション一覧と役割でも詳しく紹介しています。
サッカーのフォワードの主な役割
ゴールを決める
フォワードの最も重要な役割は得点です。シュート、ヘディング、こぼれ球への反応など、さまざまな形でゴールを狙います。
前線でボールを収める
センターフォワードには、相手DFを背負いながらパスを受け、味方へ落とすポストプレーも求められます。前線でボールを失わずに時間を作ることで、MFやサイドの選手が攻撃に参加しやすくなります。
相手DFの背後へ抜け出す
DFラインの裏へ走り込み、スルーパスやロングボールを受ける動きも重要です。単純な足の速さだけでなく、相手DFの視線や味方がボールを持つタイミングを見ることがポイントになります。
味方のためにスペースを作る
自分がボールを受けなくても、相手DFを引きつければ味方が使えるスペースを作れます。前線から下がる、サイドへ流れる、裏へ走るなどの動きによって相手守備を動かします。
前線から守備をする
相手CBやGKへプレッシャーをかけ、簡単に攻撃を組み立てさせないこともフォワードの仕事です。単に走り回るのではなく、パスコースを限定しながらチーム全体で連動することが重要です。
サッカーのフォワードの種類一覧
| 種類 | 主な位置・役割 |
|---|---|
| センターフォワード(CF) | 前線中央で得点、ポストプレー、裏抜けを担う |
| セカンドトップ(ST) | CFの少し後ろで得点とチャンスメイクに関わる |
| ウイング(WG) | 左右のサイドからドリブル、クロス、得点を狙う |
| ストライカー | 特に得点力を期待される攻撃の選手を表す呼び方 |
| 偽9番 | 最前線から中盤へ下がり、相手DFを動かす役割 |
センターフォワード(CF)
センターフォワードは、主に最前線の中央でプレーするフォワードです。ゴールを決めることに加え、ポストプレー、ヘディング、裏への抜け出しなどが求められます。
詳しくは、サッカーのセンターフォワードとは?で解説しています。
セカンドトップ(ST)
セカンドトップは、センターフォワードよりやや低い位置でプレーする攻撃の選手です。CFの落としたボールを受けたり、スペースへ飛び込んでシュートしたり、ラストパスを出したりします。
詳しくは、サッカーのセカンドトップ(ST)とは?をご覧ください。
ウイング(WG)
ウイングは前線の左右でプレーします。縦へのドリブル突破やクロスだけでなく、中央へ切り込んで自ら得点することも重要な役割です。
詳しくは、サッカーのウイングとは?で紹介しています。
ストライカーとフォワードの違い
フォワードはポジションの分類を表す言葉です。一方、ストライカーは一般的に得点を奪う能力を特に期待される選手を表します。
そのため、センターフォワードの選手がストライカーと呼ばれることは多いですが、すべてのFWが同じタイプのストライカーとは限りません。
1トップ・2トップ・3トップの違い
フォワードの人数によって「1トップ」「2トップ」「3トップ」という呼び方があります。
| 形 | 特徴 |
|---|---|
| 1トップ | 中央のFW1人が最前線を担当する |
| 2トップ | FW2人が中央で連係しやすい |
| 3トップ | 中央CFと左右WGを置く形が代表的 |
また、明確なCFを置かず、前線の中央選手が中盤へ下がってプレーする戦術をゼロトップと呼ぶことがあります。詳しくは、サッカーのゼロトップとは?で解説しています。
フォワードの攻撃時の動き方
DFの背後を狙う
味方が前を向いてボールを持ったら、相手DFの背後へ走るチャンスです。オフサイドにならないようDFラインを確認しながら動き出します。
一度下がってボールを受ける
常に裏へ走るだけでなく、中盤方向へ下がって足元で受ける動きも重要です。相手CBがついてくれば、その背後に味方が使えるスペースができます。
ゴール前へ入る
サイドからクロスが上がる場面では、ニア、中央、ファーなど相手DFと重ならない場所へ入り、シュートを狙います。
フォワードの守備時の役割
守備では、フォワードが最初に相手へプレッシャーをかけます。相手CBやGKへ寄せながら、中央へのパスコースを切るなど、後ろの味方が守りやすい方向へ相手を誘導します。
前線の守備が機能すると、チーム全体が高い位置でボールを奪いやすくなります。
フォワードに必要な能力
- シュートの正確性
- トラップ・ボールコントロール
- オフザボールの動き
- 相手DFとの駆け引き
- スピードやフィジカル
- ヘディング
- 周囲を見る力
- 素早い判断力
- 前線から守備を続ける運動量
すべてを高いレベルで持っている必要はありません。スピード型、ポストプレー型、得点型など、自分の長所に合ったフォワードの役割を見つけることが大切です。
フォワードに向いている人・性格は?
フォワードには、ゴールを狙う積極性、失敗後に次のプレーへ切り替える力、相手との駆け引きを楽しめる姿勢などが役立ちます。
ただし、性格だけでポジションの向き不向きが決まるわけではありません。おとなしい選手でも判断力や技術を生かして活躍できますし、積極的な選手でも周囲との連係が必要です。
フォワードに向いている性格や子どものポジション選びについては、サッカーのフォワードに向いている性格は?で詳しく解説します。
フォワードについてよくある質問
フォワードとは簡単にいうと?
主に相手ゴールに近い位置でプレーし、得点やチャンスメイクを担う攻撃のポジションです。
フォワードにはどんな種類がある?
代表的なのはセンターフォワード、セカンドトップ、ウイングです。戦術によって偽9番など特殊な役割もあります。
フォワードの一番重要な役割は?
得点に関わることです。ただし、自分でゴールを決めるだけでなく、味方の得点を助ける動きや前線からの守備も重要です。
フォワードは足が速くないとできない?
必ずしも必要ではありません。ポストプレー、シュート、ポジショニング、相手との駆け引きなど、別の強みを生かすこともできます。
まとめ|フォワードは種類によって役割が異なる
フォワードは相手ゴールに近い位置でプレーする攻撃のポジションです。ゴールを決めることが大きな役割ですが、前線でボールを収める、裏へ抜ける、チャンスを作る、守備をするなど多くの仕事があります。
センターフォワード、セカンドトップ、ウイングなど種類によって求められるプレーも変わります。自分の長所とチームの戦術に合わせて、それぞれの役割を理解していきましょう。
