サッカーのリフティングで練習する際に「リフティングボール」というものがありますが、種類がいくつかありどれを選んだらいいか悩みますよね。そこでフリースタイルフットボールのプレーヤーでありリフティングの個人指導の経験もある自分が子供向けにおすすめのリフティングボールの選び方をご紹介します。
技やパフォーマンスをする「フリースタイルフットボール」用のボールはこちらを参照ください。

リフティングボールの購入検討の前に
リフティングボールの購入を検討する前にどれくらいリフティングができているか再度確認をしておきましょう。
個人的な感覚と実際に小学生を教えていた時を思い返すと最高記録が100回いかないくらいの習熟度であれば、リフティングボールは必要ないかなと思います。もう少し譲歩したとしても最高記録が50回に満たないようであれば、小学生が試合や練習で使っている通常の4号球(低学年や幼児であれば3号球)で引き続き練習をすることをおすすめします。理由はリフティングボールはリフティングの回数を上げる効果は直接的にはなく、より精度を高めることにあるからです。
リフティングボールの効果
リフティングボールの効果はよりボールの中心(芯)を捉えることが可能になることです。効果はこれに尽きます。ボールの中心(芯)を捉えることができるようになることで、キックやトラップの技術向上に間接的につながりますが、あくまでも副次的な効果ですので基礎的なリフティングができた後のステップアップ練習の一つとして捉えることが大切です。
リフティングボールの選び方ポイント
リフティングボールの選び方のポイントは「大きさ」と「重量」にあります。大きさに関しては先に述べたリフティングボールの効果に大きく関係してくるので、小さければ小さいほど上級者向けとなります。逆に、あまり小さくないリフティングボールは3号球とあまり変わらないのでわざわざ購入するほどではないかなというのが正直な感想です。
重量に関しては、こちらも軽ければ軽いほど難易度が高くなります。ただ、キック力がなかったりボールにわざと回転をかけることができなかったりする選手の場合は重い方を選んでみてもいいかもしれません。
リフティングボールでおすすめはコレ!
最高記録100回超えの中級者向け
最高記録が100回以上の中級者向け(回数はあくまでも目安ですのでご参考までに)には、3号球よりもさらに一回り小さいリフティングボールがおすすめです。
KAMOのリフティングボール
KAMOのオリジナルリフティングボールに関しても、直径16cm、重さ260gと3号球のボールから1回り小さくなったサイズ感なので、まずはこのボールがいいでしょう。KAMOといえばやっぱりカラーは黒ですよね。
モルテンのリフティングボール
モルテンのリフティングボール・ノーマルタイプは直径が15cm、重量230-250gと3号球(直径19cm、重量300-320g)とKAMOのリフティングボールよりもさらに一回りサイズが小さくなっているのでおすすめです。
ミズノのリフティングボール
ミズノから販売されているSTEP1に関しては直径12.7cm、重量240gとモルテン、モルテンのリフティングボールよりもさらに少し小さいので、リフティングすると難しいと感じるとは思いますが重量はほぼ同じなのでこちらを使っても良いと思います。
最高記録500回超えの上級者向け
最高記録が500回以上の上級者向け(回数はあくまでも目安ですのでご参考までに)は先ほどのモルテンやKAMOのものからさらに一回り小さいものをおすすめします。
ミズノから販売されているSTEP2に関しては直径10.2cm、重量170gとSTEP1からさらに小さくなっています。このボールで100回以上リフティングができるとかなり上達すると思います。STEP3に関しても欲しい方は買ってもいいかと思いますが、STEP2があれば事足りるかと思います。
リフティングボールについてまとめ
いかがでしたでしょうか。リフティングボールについて選び方やおすすめのものをご紹介しましたが、上記はあくまでもリフティングに携わってきた自分の感覚値によるものなので、欲しいリフティングボールを揃えることが一番だと思います。
ただし、くれぐれもご注意していただきたいのはリフティングボールで練習したからといってリフティングが上達するわけではありません。基本は元々サッカーで使っているボールでの練習が大切なので、基本ができてからチャレンジの一つとしてリフティングボールでも練習してみてください。
ちなみに技やパフォーマンスをする「フリースタイルフットボール」用のボールはリフティングボールとは別になりますので、こちらの記事を参照ください。
