リフティングができない人のための練習方法を紹介します。リフティングが全く、全然できないという人向けにも是非読んでいただいて当てはまっている項目があればそれに対しての練習を是非実践してみてください。
リフティングができない理由
まずリフティングができない理由を特定してみましょう。下記チェック項目です。
- チームや部活以外でボールを蹴る時間をとっていない
- ボールが上に上がらない
- ボールは上がるが10回以上続けられない
- 10回以上はできるが50回以上できない
上記いずれか当てはまる人は以下順にできない理由とその解決方法(練習方法)を紹介しますので参考にしてみてください。
1.まずはボールを蹴る頻度を増やしましょう
まず1番の「チームや部活以外でボールを蹴る時間をとっていない」にチェックを入れた人は、個人練習の時間を取るようにしてみてください。練習といっても、1時間もやる必要はありません。5分-10分程度でいいので、集中してリフティングをしてみる時間をチーム練習以外でとるようにしましょう。
リフティングは確かに正しいコツややり方を知ったうえで練習することは大切なのですが、リフティングができるたいていの人は、リフティングのコツを言語化して学ばずとも習得しています。ボールを自主的に蹴る中で自然とコツが身体にしみこんでいっているからです。
繰り返しになりますが、猛特訓する必要はまったくありません。毎日5-10分、毎日時間取るのが難しい場合は、週に1回や2回でもいいのでチームや部活、スクール以外で自主的にボールを蹴る時間をまずは作ってみてください。
2.1回ずつ蹴って練習してみましょう
自主練もしているけどボールが上に上がらないという人は、空中でのボールキックが正しくできていない可能性が高いです。回数をいきなりやろうとせずに、手でボールを持って1回ずつ蹴って手で取る練習をしてみてください。
その際意識するコツとしては、足首を固定すること、蹴るときに軸足の膝に力を入れすぎないこと(膝を軽く曲げる)、ボールに回転をかけないようにすること、この3点を意識してみてください。
また1回ずつ蹴る練習はできればワンバウンドやボールネットを利用しないでやったほうが効果が高いと思います。なぜならワンバウンドやボールネットを利用して蹴る場合はボールと足のコンタクトは養われてもタイミングや力加減、方向性が異なるからです。1回ずつで高く蹴る必要はないので、手から離してノーバウンドで是非練習してみてください。
3.回数を続ける感覚をつかむ練習としてのももリフティング
ボールは上にあがっているけど、10回以上続かない、、という方はボールを落とさない感覚を身に着けるために、ももリフティングをやってみてください。教える人によっては、ももリフティングをするとインステップリフティングをやらなくなるという理由からおすすめしない人もいますが、個人的にはももリフティングはインステップよりも簡単にリフティングの回数を続けることができるので、「ボールを地面に落とさない」感覚を養えると感じています。リフティングが全然できない人もももであれば3~5回はできると思います。
実際に、僕がリフティングを人に教えた事例でもリフティングが全然できない低学年の子や、サッカーをやったことがない女性に教える際は、ある程度インステップで練習してもらった後にももリフティングをやらせています。
すると簡単に5回以上続けられるようになるので、ボールが蹴りあがって下に落ちてくるまでのリズム、それに合わせて足を動かすリズムが感覚的に覚えられるようになります。
ずっとももリフティングだけで回数を伸ばしていると、インステップリフティングの回数は伸びませんが、蹴れている感覚はあるのに回数があんまり続かないという人はこの練習方法を試しにやってみてください。
YouTubeでもももリフティングのコツを紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
4.50回以上できない人は根気強く練習を続ける
最後に10回以上はできるが、50回や100回できない、、という方向けのアドバイスです。正直なところ、10回~20回以上最高記録でできたことがあれば、リフティングの動作としてのスキルは安定こそしていないもののそれ以上のコツはありません。身体にしみこませて、集中してやらなくても回数を続けられる領域まで反復練習をするのみです。
その際、気を付けて頂きたいのはただダラダラと練習をしないこと。冒頭でも述べましたが、1時間も練習する必要はないです。5分、10分でいいので集中力を高めて「絶対に落とさない」という気持ちで回数を続けて挑戦してみましょう。
リフティングの回数が伸びる人と伸びない人の差は、「集中力」×「練習時間」で差がつきます。差がつくからといって、やりたくないのに無理に練習することはあまりおすすめしません。集中力をあげるためには、上手くなりたい、ボールを蹴るのが楽しいと純粋に思えれば自然と集中できますので、気張らずに取り組んでみてください。
練習する中で他に意識してみるとよい3つのコツはこちらを参考に見てみてください。